決算変更届│工事経歴書の「うち（ ）」

2014/06/08

【お困り事と、その解決】

決算変更届を提出します。工事経歴書の「うち（　）」はどう使うのでしょうか？

【ポイント】

「うち（　）」は、
●「プレストレストコンクリート（PC）」－土木工事の経歴書を書くとき
●「法面処理」－とび・土工・コンクリート工事の経歴書を書くとき
●「鋼橋上部」－鋼構造物工事の経歴書を書くとき

に使用します。

●プレストレストコンクリート（PC）工事とは、PC鋼材を使って、あらかじめコンクリート部分に圧縮がかかった状態にしておき、橋梁などで荷重がかかった時にコンクリートに引張応力がかからないようにしたものです。主に高架橋に使用されます。

●法面処理工事とは、建設業許可事務ガイドラインから引用すると、
【法面処理等のためにモルタル又は種子を吹付ける工事をいい】とあります。
山の斜面をモルタルや種子吹付で保護する工事はどの建設業（業種）ですか？｜小中恵介ブログ｜行政書士日本建推事務所
この工法には他にも「金網で斜面を保護する」ものもあります。
道路を新設したときに、切り取った山の斜面を保護する工事です。

●鋼橋上部工事とは、鋼製橋の橋桁から上の部分（上部構造）の工事です。

いずれも、経営事項審査（経審、経営規模等評価申請）を受けるときに、これらに該当する工事を別記しておくと、通常の別表一上覧の建設工事のほかに、この３つの工事に点数が加算されます。

この仕組みは、私見ですが、これら３種類の工事は、道路や橋梁の建設において、公共工事の発注量が多く、またインフラとして重要であることから、これらの工事に実績のある建設業者をとくに見分けるために定められたと思います。

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