2014/07/31
先日、とあるところで、窪田空穂さんの次の詩を聞いたのですが、
『文芸の名に隠れて、貴族趣味にあこがるる人よ。我は思ふ、文芸と
は貴族の心を持ちて、平民の道を行ふものなりと。正直に、率直に、
有りを有りとし、無きを無きとし、入用を拾ひ、不用を捨て、平易
なる言葉をもて語るべきなりと。此の心人に好まるると厭はるると
は問ふ所にあらず。我はただかく信じ、かく行ひ、足らざるをこそ
恥づれ、いまだ疑ふ事を知らず』
この詩が一般的にどのような解釈をするのか僕は知りませんが、この詩を読んで僕は、「ああ、私たちの業務もこのような姿勢でなければならないなあ」と感じました。正直、率直。平易な言葉を持って語るべき...
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