2014/06/30
(1)少し前の話題ですが、「道路の維持修繕に関する省令・告示」が、平成26年3月31日に公布されました。
報道発表資料:道路の維持修繕に関する省令・告示の制定について(道路法施行規則の一部改正等) - 国土交通省
これは、笹子トンネルの事故を受け、今後橋梁等の道路構造物が急速に老朽化していくことを踏まえて、具体的な点検頻度や方法等を法令で定めることが必要とされたからです。
【具体的な内容】
・橋梁(約70万橋)・トンネル(約1万本)等は、国が定める統一的な基準により、5年に1回の頻度で、近接目視により点検を行うことを基本とすること
・点検、診断の結果等について、記録・保存すること
・統一的な尺度で健全性の診断結果を分類すること
(2)なぜ今日この話題を取り上げたかと言うと、これらの省令・告示の明日7月1日の施行を前に、国土交通省から「定期点検要領」が策定されました。
報道発表資料:「定期点検要領」の策定について - 国土交通省
これは、「地方公共団体における円滑な点検の実施のための技術的助言として、省令及び告示の規定に基づいた、具体的な点検方法、主な変状の着目箇所、判定事例写真等を示したもの」だそうです。
私も「道路橋定期点検要領」を読んでみましたが、損傷状況の例がリアルに写真入りでした。
今後、維持補修にどのように使用されるのか興味深い所です。